植物– tag –
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黒く湿った、誰のものでもないあいだ
学校へ向かう途中にあった、小さな庭のような場所。猫が眠り、虫が潜り、草が光を受けていた。やがて土地は工事で姿を変える。それでも、そこにいたものたちの時間は完全には消えなかった。 -
土の中の予定
本棚の奥から、一冊の文庫本を抜いた。 背表紙には薄く埃が積もり、指でなぞったところだけ少し色が変わった。ページを開く。何枚かめくったところで小さな付箋が落ちた。そこには...... -
パンくず一粒分の一日
部屋はまだ、夜の続きにあった。カーテンの隙間から入る光が、床の上に細い線を作っている。机の上には一冊の本が伏せられていた。読みかけなのか、読み終えたのかは分からない。ページの間には、古い紙の栞が挟まっている。
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