身体– tag –
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足音は返事を待たない
同じ部屋にいても、休めるときと休めないときがある。まだ起きていない出来事に備える身体、応答を求められる時間、環境を調整する自由。国内外の科学研究を手がかりに、ストレスと休息の関係を、身体・時間・空間から考える。 -
未来の手垢
昔はできなかったことが、いつの間にか当たり前になっている。今なら直せる古い作品には、当時の技術や判断、忘れてしまった時間が残っている。できるようになったことと、その過程で見えなくなったもの。昔の自分は、今の自分をどう見るのだろう。 -
17歳の瞳に映る世界、もっと評価されていいと思った、らしい
「もっと評価されていい映画」を一本選ぶなら、『17歳の瞳に映る世界』(2020)。移動する時間、四つの回答、誰かと隣にいること。映画を通して、他人の経験をどこまで理解できるのかを考える。そして最後に、映画を選んだのが誰だったのかが明らかになる。 -
攻殻機動隊の残響、分岐するゴーストたち
『攻殻機動隊』は、ひとつの物語ではない。原作漫画から押井守版、S.A.C.、ARISE、実写版へ。同じ名前と人物を受け継ぎながら、異なる世界へと分岐してきた。全22作品の時系列と関係性を整理し、各作品が何を継承し、何を変えてきたのかを比較・考察する。 -
数歩先は冬
窓を開けるたび、春、夏、秋、冬のどれかが部屋へ入ってくる。やがて何度開けても冬しか来なくなり、閉じていた窓を、ある夏の夜にもう一度開ける。 -
まだ着られるまま
まだ着られる。壊れてもいない。それでも、いつの間にか選ばなくなった服がある。何度も取り出しては戻しながら、「着られる」と「着る」のあいだにある時間をたどる。 -
水を十センチ動かす
一本の木が水の中に入ると、変わるのは木だけではない。距離、光、重なり、身体の動きまで含めて、見えている関係そのものが変わっていく。「海の中の森」から、物とそのあいだにある環境について考える。 -
世界の温度で私になる
暑い日は歩き方が変わり、寒い日はポケットに手を入れる。私たちは、気温や光、時間、疲れといった条件に合わせて、一日の動き方を少しずつ変えている。固定された「私」ではなく、世界との調整の中でその日の自分ができていくことについて。 -
未証言の身体
同じ日に買い、同じ距離を歩いてきた靴なのに、右のかかとだけが先に減っていた。自分では見ることのできない歩き方と、思い出せない何千もの一歩。その結果だけが、靴底に残っている。 -
一口目にはまだ名前がない
味噌汁を口に入れる。最初に分かるのは、まだ味ではない。熱い。食べ物の温度と身体が一口ごとに変わっていく、その短い時間をたどる。 -
身体未退勤
仕事は終わっている。身体だけが、まだ終わっていない。勤怠表には残らない、退勤後から身体が自分の側へ戻ってくるまでの時間について。 -
ひとりぶんの空
私は、一日に七分だけ透明になる。見えなくなっても、身体はそこにあり、声も出る。人とすれ違い、席に座り、仕事をしながら、見えることと存在することの違いを少しずつ知っていく。 -
可搬する輪郭
自分の輪郭は、壁ではなく扉なのかもしれない。人との出会いによって形を変えながら、それでも失いたくない自分を持ち続ける。境界と変化の関係。 -
きょうがまだ帰ってこない
昨日のことは全部覚えている。でも、そこにいた自分だけが少し遠い。写真、レシート、木陰、ひぐらし、右手の感触。残されたものを辿りながら、昨日という他人から自分へ帰っていく。 -
声とアルブメンのあいだ
人は、顔を見る前に、その人を知ってしまうことがある。声、呼吸、体温、匂い。身体から先にこぼれたものが、触れるより前に誰かの内側へ入り込んでいく。 -
空白の羽根の手触り
その夏、彼は冷蔵庫の麦茶をどこに置いたか思い出せなかった。身体は覚えていた。頭だけが遅れていた。小さな羽音とともに、失われたものの輪郭が静かに浮かび上がる。 -
一度も触れられなかった
触れた場所の熱は、やがて薄れていく。最後まで残ったのは、一度も触れられなかったところだった。触覚と距離、そのあいだに残る空白を描く短編。 -
身体は記憶する
傷は、失われたものではなく、身体が通過した時間の記録なのかもしれない。皮膚の下にあるもの、言葉になる前の痛みや経験を、身体は静かに残し続けている。 -
晴れを、良い天気と呼べなくなった
雨が止んでも、自由に外へ出られる夏は戻らなかった。雨から暑さへ変わった一か月を、日本各地から大阪、山の近くの暮らしまでたどりながら記録する。晴れを、良い天気と呼べなくなった|雨から猛暑へ変わった夏の記録 -
記憶の残し方診断
同じ時間を過ごしても、記憶に残るものは人によって違う。12の場面から、あなたの記憶が選びやすい感覚と輪郭を見つめます。 -
静寂採集
いま聞こえる音、見えている光、身体の感覚、時間の流れ。約1分の観察で、この瞬間にあった静寂をひとつの記録として採集します。 -
心は死んでいる。身体はとうに崩れている。
理由がなくても朝は来る。世界が昨日の続きを始めるなか、崩れた心と身体を抱えた僕が、理由のない時間を生きていく短編小説です。
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