月曜日の九時一分、処理が始まった。
0秒後に停止した。
画面には「再接続中」と表示された。
一週間に一度、進んだものと止まったものを整理するために設定していた処理だった。
何ができたか。
何ができなかったか。
次に何を見るか。
それだけを短く並べる。
前日の夜には設定を終え、毎週同じ時刻に動くようになっていた。
再接続中。
しばらくしても、表示は変わらなかった。
昨日までの一週間を整理するはずのものが、今日の一分目で止まっている。
進んだものを確かめるための仕組みが、自分自身の停止だけを知らせていた。
その画面を見ながら、途中になっているもののことを考えた。
開いたままのファイル。
書きかけの文章。
途中で閉じたページ。
あとで触ろうと思って、名前だけ残したもの。
何度も優先順位の下へ移されたもの。
どれも同じ「途中」ではない。
昨日止まったものなら、開けばそのまま続けられることがある。
少し時間が経ったものでは、どこまで進めていたのかを確かめるところから始まる。
さらに時間が経つと、何をしようとしていたのかを思い出すところから始まる。
画面を見れば戻れるものもある。
どこから触ればいいのか分からなくなったものもある。
存在していることだけを覚えているものもある。
そこには、それぞれ違う停止時間がある。
九時を過ぎても、再接続中。
失敗したとも、終わったとも表示されない。
ただ、まだ接続しようとしている。
やめたわけではない。
進んでもいない。
次へ移ったわけでもない。
何をしていたのかを思い出す。
残っているものを確かめる。
次にするはずだったことを探す。
そのあいだにも、別のものが途中になる。
一週間分の報告は届かなかった。
代わりに、ひとつの状態だけが残っていた。
9:01
0s後に停止しました
再接続中 /5
Reconnecting… waiting for network
Reconnecting… waiting for network
Reconnecting… waiting for network
Reconnecting… waiting for network
Reconnecting… waiting for network


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