夜になっても、身体だけが昼の明るさに取り残されていることがある。
画面を見続け、考えごとを続け、まだ何かを終わらせなければならないような気がしている。
そんなときは、眠ろうとする前に、部屋の光をひとつだけ減らしてみる。
天井の照明を消して、机の明かりだけにする。
廊下の電気を消して、隣の部屋から届く光だけで過ごす。
暗くすることが目的ではない。
今日という時間から、少しずつ距離を取るための操作だ。
光が減ると、部屋の中に見えていなかった影が戻ってくる。
家具の輪郭が曖昧になり、窓の外の気配が少し近くなる。
何かを考える必要も、今日をきれいに整理する必要もない。
ただ、ひとつ光を減らした部屋に、自分の身体を置いておく。
今日が終わったと理解するのは、頭よりも身体のほうが遅い。
だから、眠る前に小さな合図を送る。
もう、明るくしておかなくていい。
目次
今夜の小さなGuide
眠る30分前に、部屋の照明をひとつだけ消す。
そのまま何もせず、1分だけ過ごしてみる。


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