労働– tag –
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身体未退勤
仕事は終わっている。身体だけが、まだ終わっていない。勤怠表には残らない、退勤後から身体が自分の側へ戻ってくるまでの時間について。 -
身体以外、出勤済
ある朝、私の影だけが先に会社へ行っていた。最初は席に座れば戻ってきた。やがて影は戻らなくなり、私が会社へ行かなくても、仕事だけは以前より正確に進み続けた。 -
誤字は感情として扱われません
生放送字幕の仕事をする私は、泣きそうな感情を「後ろへ送る」方法を覚えてきた。ある市民会館の閉館式典で、毎週水曜日に通い続けた女性の言葉と、字幕にできなかった数秒の沈黙に出会う。 -
十五歳一名分、三か月後まで
疲れた日は、語彙が減る。満腹になると、未来が遠ざかる。十五歳で自分の三か月後を食べた少女は、十七歳の夜、誰かの未来を入れた保冷箱を港へ運ぶ。
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